2024.07.31

40代でキャリアチェンジ、転職を考える上で知っておきたいこと

40代でキャリアチェンジ、転職を考える上で知っておきたいこと

「転職へ踏み切るには勇気がいる」「40代で転職するのは難しそう」と感じていませんか?日本でも働き方が多様になり、それに伴って経験者のスキルを採用したいと考える企業も増えています。

つまり、20代や30代で積んだキャリアを活かして40代で転職に挑戦する人も増加傾向にあることが言えます。

40代の転職で企業があなたに求める3つのこと

企業が転職者に求めていることは、これまで培ってきたあなたのスキルと経験です。
採用にあたって、企業は次の3点を特に重視している傾向があります。

前職でどのような成果を上げてきたのかを具体的に伝え、職務経歴書や実際の面接でアピールしていきましょう。

マネジメント力

企業は部下のやる気を維持し、成長を支えながら引っ張っていける「牽引力」と、自分で動ける経験豊富なメンバーを上手く取りまとめる「統率力」という2つの異なるマネジメント力を持つ人を求めています。

具体的には、プロジェクトを進行し、管理した経験や部下の指導や教育に携わった経験などが該当します。

企画・提案力

企業は自社の目標達成や問題解決のために貢献できる人材を必要としています。企業が求める人材として採用されるためにはまず、「受け身ではなく、自分で考えて企画できること、そして企画を遂行できること」がポイントとなります。

企画力と同時に求められるのが、「自らの企画内容とメリットを相手に伝え、提案できる力」です。相手に納得してもらい、協力を得ることで効果的に業務を進めることができます。

経験から得た強み

前職の経験は、何らかの形であなた自身の強みとなっているはずです。
あなたが会社に貢献してくれる人かどうかを判断するために、企業はあなたの強みを具体的に知りたいと思っています。ポイントを絞り、具体例を交えながらあなただけの強みをしっかり伝えましょう。

部下の育成に携わったことや顧客への対応を工夫して満足度を上げた経験などが具体的な一例として挙げられます。

「前職ではシステムエンジニアとして従事していた」といった
資格やスキルを持ち備えて活躍した経験がここで該当するわけではありません。。

つまり、自分では小さな経験と思っていることも相手の視点からはキラリと光るとあなたの強みになる可能性が高いのです。

求人検索や応募をする前にやってほしい2つのこと

転職を成功させるためには「今後のキャリアプランを明確化すること」が大切です。「転職して良かった」と思えるように、あなたにまずやってほしいことが2つあります。

仕事で得たスキルやあなたの「強み」「弱み」を洗い出す

これまでの社会人生活の中で、あなたは何かしらのスキルを身に着けているはずです。「これはスキルと言えるのか?」と思う内容もあるかもしれませんが、まずは思いつくままに書き出してみましょう。

経験を経て知った自分の強みと弱みにも目を向けて、まとめてみましょう。どんな仕事が自分に向いているのかを考える上で役立ちます。

仕事をする上で大切にしたいことを見直す

これまでの仕事で、「あなたにやる気を与えてくれたもの」とこれから先に仕事をする上で「譲れない条件や大切にしたいこと」は何ですか。

ここでは、相手の評価や考え方に左右されずに自分の意志を大切する「自分軸」について立ち止まって考えてみましょう。

自分軸は、仕事へのモチベーションを向上させるとともに、「今の自分はこれでいいのか?」といった悩みも軽減してくれます。

また、自分軸を知ることで「自分がこれから力を注いでいきたいこと」が明確になるので、面接でも想いをしっかりと伝えることができます。

長期就業のために企業側は転職者の条件と自社のビジョンに大きなズレがなく、同じ方向を向いているかも重視しています。

「5年後どうなっていたいですか?」や「キャリアビジョンを教えてください」といったビジョンについて面接時に聞かれるのは同じビジョンを持って進んでいけるのかを見極められているのです。

転職に向けて今日から行動を

今回は40代で転職を考える際に知っておきたいことについて紹介してきました。「転職したい」と思う気持ちはあなたの人生を豊かにするためのチャンスです。

今の自分、そしてこれから向かいたい方向を見直す時間を作り、転職活動への一歩を踏み出してみましょう。